膵臓・胃の腫瘍
パトラッシュちゃん 犬 ミニチュアダックス 5歳 ♂
パトラッシュちゃんは今、化学療法を用いて病気と戦っています。
パトラッシュちゃんはもともと吐く症状がみられるワンちゃんでした。しかしその症状が徐々に頻回になり、毎日のように吐くようになり、かかりつけでお薬をもらっても症状は治まりませんでした。原因はわかりませんでした。
どんどん食欲が落ち、痩せてくるパトラッシュちゃん。詳しい検査を受けた結果、お腹の中に腫瘍が見つかり、開腹手術を受けることになったのです。
手術はご家族立会いのもと行なわれました。 パトラッシュちゃんのお腹の中の腫瘍は、安楽死も選択肢にのぼるぐらい非常にシビアな状況でした。 しかし治療法を見つけるために、病理検査を行ない病気と戦うことを飼い主さんは選択したのです。
年も押し迫った12月のことでした。飼い主さんご夫婦はおっしゃいます。「クリスマスも大晦日も正月も、せっかくの結婚記念日だってあったもんじゃなかったですよ・・。」
お薬が大嫌いなパトラッシュちゃん。退院してからも飼い主さんはお薬の度に噛まれてばかりでした。しかしスタッフから、投薬用のおやつを紹介されて、それにくるんで与えるようになって大成功。化学療法が始ってからは、副作用との戦いも新たに加わりました。しかしご家族は決してあきらめません。単身赴任のご主人は、パトラッシュちゃんの通院の為に毎週末自宅に帰っては病院に足を運んでいます。
原因が何もわからないままの治療より、しっかりわかった上での治療に目標をもってがんばっています。