鼻腔腫瘍(リンパ腫)・猫エイズ
ミルちゃん 猫 6歳 去勢済
年末の事でした。ミルの鼻水に血が混じっていたので、風邪をひいたのかと思い、近所のかかりつけ病院を受診し、注射と内服薬の処方で治ると思っていました。ところが、年が明けてからものすごい嘔吐があり、再度かかりつけ病院へ行き、点滴と止血剤を打ってもらい、投薬をしましたが、翌日には鼻血がひどくなったため、「これは様子がおかしい」と、詳しい検査の出来る病院にみてもらおうと、アニマルメディカルセンターへかかる事にしました。
すぐに全身検査を行ない、鼻の生検手術を受けました。
検査の結果、鼻のリンパ腫と猫エイズである事が判明し、猫エイズが併発していても化学療法を行なう事を勧められました。色々と病気について調べたり、家族で相談し、化学療法を行う事を決断しました。ミルの食欲が少し回復してから臨みました。
授与後にしばらくは副作用がありましたが、だんだんコンディションが戻り、自らパクパクとフードを食べて、体重が増えるまでになり、現在も予定通りのプロトコール(治療計画)を進めることが出来ています。
初診時は、鼻がズーズーすごい音で、本人も息苦しい様子でしたが、今では、ぐっすりと眠れて寝息が静かなのがとても嬉しいです。自宅での酸素療法の際、うっかりして酸素チューブがとれてしまうというハプニングもありましたが、数日後には、一緒に寝るようになり、ますます可愛さが増しました。
(病院より)
ご家族の支えや、病院スタッフとの密な連携があったからこそ、ミルちゃんの治療の経過が良いのだと思われます。よかったですね!
<P.S> 抗癌剤の注射のクールが全部終了して、4ヶ月。とても安定した穏やかな日々を送っています。鼻水もなくなり、食欲も出てきて元気になりました。1ヶ月おきの通院はしていますが、家族全員、ミルが元気なことに喜んでいます。 きっと良いお正月が迎えられそうです。