犬や猫など動物の癌専門動物病院 | 動物癌センターは、犬、猫、フェレット、うさぎ、ハムスター、亀、小鳥などの小動物の癌治療専門動物病院です。

検診時間

9:00AM〜1:00PM

休診日

火・水・木


癌と闘っています

下顎腫瘍(骨肉腫)

ハナちゃん 犬 ラプラドールレトリバー 12歳 ♀避妊済み

 歯石がひどく付いていて、下の歯茎が腫れていました。食事も摂る事ができていましたし、「ひどい歯周病なんだなぁ」くらいに思っていました。
 ところが、ある日、布団中が血だらけになり、下顎の大きさが倍に膨れ上がりました。出血していた血を飲んでいたからか、便も黒いものでした。
 かかりつけ病院で診てもらったところ、悪性の腫瘍かもしれないとのことで、アニマルメディカルセンターを紹介され、すぐに受診しました。
 直ちに詳細な検査が行われました。
 顎のCT画像を見てみると、骨が溶けているような、ボヤーっとしている感じで、ひどい状態なのは直ぐに理解できました。これでは本人も痛そうだし、とても不快だろうから、少しでも快適に暮らせるようにしてあげようと思い、顎半分を腫瘍ごととってもらいました。
 「手術をしたらどんな顔になってしまうのか?」とか「食事は食べる事ができるのだろうか?」など色々と不安はありました。 しかし、手術が終わってみると、下顎を半分取ったなど外見ではわからないのには驚きました。今でも外を散歩していても、殆ど気が付く方はいません。
 やはり、骨肉腫という悪性の腫瘍でしたが、無事に取ってあげる事ができ、本人はとても快適そうにしており、良かったです。
 現在では、自宅でできる免疫サプリメント治療や、生活管理をしっかりと行っていくことにしいています。