犬や猫など動物の癌専門動物病院 | 動物癌センターは、犬、猫、フェレット、うさぎ、ハムスター、亀、小鳥などの小動物の癌治療専門動物病院です。

検診時間

9:00AM〜1:00PM

休診日

火・水・木


癌と闘っています

メラノーマ(下顎半側切除術)

ぴい子ちゃん 犬 ミニチュアダックス 10歳 ♂去勢済

 口が開いた時に、口の中の赤い歯茎の腫れに気づきまし た。ちょうど付近の歯がグラグラしていたので、そのせいかと思っていましたが、それは腫瘍でした。
 かかりつけ病院では、切除をする為には、まず細菌を殺すことが先とのことで、1週間の投薬治療が行われました。しかし、その1週間で腫瘍が大きくなるのが目に見えてわかりました。
 腫瘍がこんなに速く大きくなるなんて、かなりの確率で悪性だから、下顎ごと切除が必要かもしれず、そこまでの手術はかかりつけ病院では無理と言われ、アニマルメディカルセンターを受診しました。
 「顎を取るって、どうなってしまうんだろう……」と日々眠れませんでしたが、少しでも長生きして欲しかったので手術をお願いしました。
 手術は無事終了。
 顎を半側取ったその日のうちに退院。どんな顔になってしまうかと思っていましたが、ほとんど以前と変わらないのでびっくりしました。
よーく見ないと顎が無いことなどわかりません。
 術後しばらくは、口からは何も食べられませんでしたが、少ししてからは食事ができるようになりました。しかし、口から水を飲むと、ひどく口を気にして大変でした。
 これから化学療法をスタートしますが、もしも副作用で苦しんだら…とか思うと、とても迷いました。やるべきかどうかを、本人で はなく、飼主が決めなければならない事は辛い事でした。しかし、これ以上の打つ手立てはないと言われた時の事を考えたら、「選択肢があるのであれば、やってみよう!やってみて、少しでも転移を食い止めてあげられるのなら」と決断しました。
 まだまだ不安はありますが、少しでも長生きして欲しいので、できるだけのことはして頑張ってあげるつもりです。