悪性リンパ腫
大ちゃん 犬 柴犬 9歳 ♂
いつものように大をマッサージしていたら、股の内側にはっきりわかるほどのしこりができているのに気が付きました。数日前から元気がなく食欲も落ちていたのでとても嫌な予感がし、すぐに掛かりつけの病院へ行きました。
先生は触診してすぐに悪性リンパ腫だとわかったようで、「全身に転移しており余命は1ヶ月、抗癌剤治療をしても1年です」と宣告を受けました。突然のことで愕然としてしまい、これからのことなど何も決めることができず帰宅しました。
私たち家族はどうしても悪性リンパ腫で余命1ヶ月という先生の言葉を受け入れることができず、もう一度別の病院で診てもらおうと、インターネットで専門の病院を探しました。そしてこの「動物癌センター」のホームページにたどり着き、翌日受診しました。
「 動物癌センター」は設備が整っており、とても詳しく検査をしていただきました。しかしその結果からも診断は同じで、さらには大の状況が一刻を争うものだということを、わかりやすく説明していただきました。
この時点で私たちは気持ちを切り替え、“大と少しでも長く一緒にいたい、だからできるだけの治療をしてもらおう!”と生きるための治療をお願いしました。大はその日一晩入院し、次の日から抗癌剤治療を開始しました。
数日は元気がなくグッタリしていることが長かったのですが、抗癌剤投与から一週間後の診察で腫瘍がほぼ消えていることが確認されました。
現在治療を開始してから2ヶ月が経とうとしていますが、最新の抗癌剤が大の体に合ったようでみるみる元気になってきています。
大は「動物癌センター」の先生やスタッフの方々が大好きになりました。病院へ行くと我を忘れひっくり返って喜んでいます。そんな嬉しくて楽しい気持ちも大の治療の支えになっているのだなと感じています。
私たち家族は、「動物癌センター」を受診できたこと、センターの皆さんに出会えたこと、そして何より大が元気になってきたこと、すべてのことに感謝し、大との一日一日を大切に過ごしていこうと思います。